ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (5)(★★★★☆)

ついにシスティーナ大活躍!な巻でした。そしてグレンがなぜ帝国宮廷魔導士団を辞めたのか、その理由も明かされます。セラは本当に優しくて良い女だな〜、グレンが惚れるのもわかります。システィーナのことを「白猫」と呼んでいたのは「白犬」と呼んでいたセラに容姿が似ているからなんですね。明らかになっていくエピソードは微笑ましいものばかりなのにその先にあるのはただただ辛い事実。だからこそシスティーナと共闘してかつての仲間と敵として戦って乗り越えていく展開は爽快でした。システィーナもこれで本当の意味でグレンの良き理解者となってくれたようで嬉しい。ルミアはあまり出番がなかったのにもかかわらずどっしりと構えている感じが本妻っぽかった。リィエルもすっかりルミアに懐いていて安心しました。
肝心の禁忌教典については謎が深まるばかり。ジャティスの発言から推測するとあまり良いものには思えませんが。アルベルトの活躍をもっと読みたかった…。次回も期待しています。