エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ〜（★★★★☆）

エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (MF文庫J)

このラノで新作部門１位に輝いた作品、正直表紙だけ見たことあるな〜と思ったぐらいで完全にノーチェックでした。イラスト可愛いですね、戦いの描写を数ページにわたって漫画化されているのはわかりやすくて助かった。あまりロボットものとかは相性良くないんですがこの作品は素直に面白いと思いました。さすが１位になるだけあるなと。
主人公のエイルンが熱い男で読んでると応援したくなる。セレナたちの世界ではアニメ「ドール・ワルツ・レクイエム」のキャラとして存在しているはずのエイルンがなぜ…？という疑問はストーリーが進むにつれて明かされるのでしょうか。戦場から逃げたセレナを責める周囲の人間の暴力が痛々しい、セレナだけを責めるのはお門違いだよな…。茜や紫貴も気にかけてるみたいだけど立場上それも難しくて…という複雑な状況。そんな中でエイルンの存在はセレナにとって一縷の光のような存在でどんどんエイルンに懐いていく様子は可愛かった。挙句の果てに同居、なんておいしい展開。２巻も読んでみようと思います。