声優ラジオのウラオモテ #06 夕陽とやすみは大きくなりたい?

声優ラジオのウラオモテ #06 夕陽とやすみは大きくなりたい? (電撃文庫)

■感想
シリーズ6冊目。時には起爆剤になって、また時にはお互い支え合うやすみと夕陽のライバル関係にもえました。ストーリー展開も二人の関係性を上手く利用したものになっていて、それにパンチを効かせる新キャラのミントや飾莉が良い動きをしてくれてました。仕事に対して一生懸命なミントが好きです。
そしてなんといっても最推しのめくるちゃんが可愛すぎた!冷静な先輩からのやすみにメロメロモードはギャップ萌えでしかない。最後は更に面白くなりそうな展開で、立ちはだかる大きな壁を二人がどう乗り越えていくか必見です。

百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。

百花宮のお掃除係 5 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。 (カドカワBOOKS)

■あらすじ
黄家のお家騒動を解決し百花宮へと戻った雨妹(ユイメイ)。中秋節が近づき秋の味覚に心躍らせる彼女に、楊(ヤン)から訪問診療の指名が入る。患者は、訳あって長期療養中の近衛のお偉いさんらしいのだが、彼は雨妹の姿を見た途端、突然顔色を変えて怯えだす。かつては皇帝の側近だった彼が病んでしまった原因は、どうやら雨妹の亡き母にあるようで……?
近衛相手に一喝! 亡き母の呪縛に囚われたオジサマを心身共に救ってみせましょう!

■感想
シリーズ5冊目。今回は雨妹の亡き母と親密な関係だった男性・明が登場、ストーリーは進まなかったものの雨妹の親子関係に焦点が当てられていました。雨妹の母も明も自分のことに必死で子供のことまで頭が回らなかったんだろうけど、蔑ろにされた雨妹からすれば怒るのは当たり前。両親を自分の中で切り捨てて前へ進んでいる雨妹は本当に逞しくて強い子だなと。
そして陛下の暴走には苦笑するしかなかった(笑)立彬さんめちゃくちゃとばっちりですやん。今は真面目な兄と元気な妹、みたいな関係だけど進展する可能性あるのかな。次も楽しみです。

何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。

何と言われようとも、僕はただの宮廷司書です。 (角川スニーカー文庫)

■あらすじ
世界の叡智が集う魔法図書館と規格外な宮廷司書のビブリア・ファンタジー。スネイエルス王国にある魔法図書館の司書業務と第三王女で幼馴染のフィオナの遊び相手をする少年セレル。慌ただしくも楽しい日々を送っていると、ベルナール公爵家から愛娘シオンの病を治す方法を探してくれと頼まれ引き受けることに。
彼女の身体を調べたところ、呪詛魔法に侵されていることが分かり、すぐに治療法を探しはじめるセレル。そんな中、彼女の容態が急変したと報せが届く。治療法を見つけられていないセレルは雷系統魔法で相殺・消滅しようと試みるのだが、異変に気付いた呪詛刻印がセレルの身体に乗り移ってきて……。大図書館の書物を巡るビブリア・ファンタジー、開幕。

■感想
シリーズ1冊目。大図書館に魔法ときたら買うしかない!と意気込んで購入。設定がきちんと作り込まれていてビブリオファンタジー好きさんなら買って損はない一冊。主人公・セレルの器用さに感心しつつ、穏やかそうにみえて冷酷になれる面もある程よいブラック感が好き。幼馴染でもあるフィオナとのイチャイチャも微笑ましい。でもシオンの可愛さも負けていない!
隠し玉を持っていそうでやはり結構な力を持っていましたが、発動条件を考えるとセレルさん相当な努力家なんだなと。こうなったきっかけとかも気になりますね。続編希望です。

軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。〜乙女ゲーム? そんなの聞いてませんけど?〜

軍人少女、皇立魔法学園に潜入することになりました。~乙女ゲーム? そんなの聞いてませんけど?~【特典SS付】 (一迅社ノベルス)

■あらすじ
貴族、令嬢たちとの華麗な学園生活でありますか!?潜入 護衛 破滅回避。舞台はバトルファンジー強めの乙女ゲーム!? チート軍人ラゼの異世界転生ラブコメ!前世の記憶を駆使し、15歳にしてシアン皇国のエリート軍人として名を馳せるラゼ。
上司である鬼畜宰相閣下に命じられた次なる任務は、セントリオール皇立魔法学園に生徒として潜入し、お偉い様のご子息ご子女の未来を見守ること⁉軍での生活とは一変、ご子息ご息女とキラキラな学園生活に戸惑いながらもなじんでいくラゼだが、突然友人のカーナが、「ここは乙女ゲームの世界、そして自分は悪役令嬢」と言い出した!しかも、最悪のシナリオを回避しなければ、ラゼももろとも破滅する!?その日からラゼは陰に日向に? イベントを攻略していくが、次々とゲームにはない未知のフラグが発生して――!?
前世知識と軍人として培った技能をフル活用して、このミッションを必ず成功してみせる!

■感想
孤児からエリート軍人になった少女・リゼが貴族令嬢達が通う学園に潜入することに。軍人としての面は捨てきれないものの友人にも恵まれて楽しんでるリゼを見てると和みます。鬼畜宰相や部下達もリゼに年相応の生活も送ってほしい、と願ってるのが良い関係だなと。
乙ゲーのシナリオとは全く違う展開になってますがこのままハッピーエンドになってほしい。というか異分子のリゼの立ち位置って何なんだろうか…。メインヒロイン二人は既に決まったお相手がいるのに対してリゼだけラブはまだ遠そう。きっと宰相の息子なんだろうけどゆっくりと信頼関係を描いてほしいです。面白かったので2巻も購入しました。

女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け

女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け (富士見L文庫)

■あらすじ
私を殺したのは誰!? 女王は十日間だけ生き返り、自分を殺した犯人を探す「私は、私を殺した犯人を知りたい」死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアはそう願う。すると、王冠の持ち主にだけ与えられる“古の約束”により、妖精王リアは十日間だけオフィーリアを生き返らせてくれた。「一度は死んだ身よ。ならば今度こそやりたいことを全てやってやるわ」オフィーリアを使って権力を握ろうとした夫、周囲に流されがちで頼りない弟、恋心を寄せてくる近衛騎士……
数え上げればキリがない犯人候補たち。
女王を殺したのは誰なのか!?生前の雪辱を晴らす強烈な平手打ちが炸裂する王宮ミステリー開幕!!

■感想
精霊の力を借りて自分を殺した犯人を突き止めようと10日間だけ生き返った女王・オフィーリア。弟や夫に平手打ちをして鬱憤を吐き出すという痛烈な展開がすごく面白くて爽快でした。貞淑であったオフィーリアがやっと殻を抜け出して飛び立つことが出来たかのように生き生きとしていて、とても魅力的なヒロインとして描かれていました。
夫のデイヴィッドがなかなかのくせ者でした、オフィーリアが変わってからの二人の会話は夫婦漫才のようで奥さん強し。弟のジョンはこのまま姉さんを支えてあげてくれ。ミステリ部分は勿論のことそれ以上にヒロインが魅力的な一冊でした。

どうか俺を放っておいてくれ2 なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる

どうか俺を放っておいてくれ2 なぜかぼっちの終わった高校生活を彼女が変えようとしてくる (GA文庫)

■あらすじ
「七村くんが他人事みたいな顔してるのも腹立つわね」モデル顔負けの美人・花見辻空とともに過去に戻り、始まった二度目の高校生活も早二か月。俺の残念で快適なぼっち生活を気に入らず、相変わらず脱ぼっちの手伝いをしようとお節介を焼く花見辻との迷惑ながらも心地いいスクールライフを送る中、今度はリア充グループに属するギャルの星ヶ崎瑠璃が俺のぼっち生活を妨げようとしてきて――!?「七村はさ、私に話しかけられたら迷惑?」もうお前ら全員……どうか俺を放っておいてくれ!最悪で最高、そして残念なまでに眩しい高校2周目ラブコメ、第二弾!

■感想
シリーズ2冊目。ぼっちな筈なのにスペック高め女子達に囲まれつつある七村。今回は隠れオタクのギャル系女子・星ヶ崎がメイン。前回自分を庇ってくれた七村の為に行動しようとするも空回りして友達ともギクシャクしてしまう星ヶ崎。そんな星ヶ崎にさりげなく助言する七村がカッコいい。友達だからといって全てをさらけ出せるわけじゃない、でもそんな自分がいたっていいじゃん。七村らしい肯定の仕方だなと。
影で星ヶ崎をサポートしていた花見辻も委員会も良い奴で七村さんラブコメ準備万端では?夏休みに突入しましたが、文化祭実行委員になってしまったので賑やかな夏休みになりそうですね。続きが楽しみです。

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います3

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います3 (電撃文庫)

■あらすじ
「誕生日休暇」ゲットのため伝説の受付嬢の教えを乞いに、いざ新人研修へ!今宵も受付嬢アリナは処刑人に扮し、攻略が進まない迷宮のボス(と壁)を粉砕していた。なぜか? それは残業を回避し、受付嬢の新人研修に参加するため!!有望な業務改善案を出した受付嬢に、「お誕生日休暇」が与えられる……突如として降って湧いたこの話に、しかしアリナは何のアイディアも出せずにいた。毎年、なぜか忙殺される誕生日。今年こそ家でゆっくりすごしたい(涙)!!悩むアリナの耳に、今年の新人研修には伝説の受付嬢が講師として参加するという情報が舞い込んで……!?かわいい受付嬢がボスと残業を駆逐する大人気シリーズ第3弾!!

■感想
シリーズ3冊目。今回はアリナ達VS黒衣の男編、愛する者を失ってもがき苦しんだ男の成れの果てといったところ。利用されていたアリナの思いを汲んで黒衣の男に反発するジェイドさんさすが男前。
どこまでも残業に付きまとわれるアリナさんご苦労様です、あんなに勇んで研修に参加したのにまさかのオチで気の毒としか言い様がない。
「あの方」とはあの人のことなんだろうなぁ、最後の衝撃の事実に色々と吹っ飛んでしまいましたが。いやーあの子の正体を知った時のアリナがどういう行動をとるのか想像できない…。どうかジェイド達が支えてくれますように。