探偵は御簾の中 同じ心にあらずとも

■感想

シリーズ最終巻。拗れに拗れまくった両片思いの夫婦の関係は最後までもどかしかった(⁠笑)祐高は素直ですが、忍が捻くれてるので両思いなのにここまでひっぱれるのが逆にすごい。忍は一途な夫がいて、可愛い子供がいて、身分も高いから不自由のない生活ができて、恵まれているとは思うけど彼女なりの葛藤もあって、それを乗り越えての大団円で良かったです。まさかの花山院も登場して読み応え十分でした。

しかし個人的に前半の祐長に見せ場をもっていかれたような気がする。彼の中では祐高が誰よりも大切で、だからこそいつもは飄々としているけど可愛い弟の為に無理をして怒ったんだろうなぁ。思わず何度も読み返してしまいました。

 

悪役好きの俺、推しキャラに転生 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~

■感想

自身の大好きなゲームの悪役キャラ・ヴァイスに転生した主人公。悲しき運命が待ち受けるヴァイスを救うために前世の知識を駆使して破滅フラグを回避することに。

悪役キャラであるはずのヴァイスが改心して破滅フラグを潰していく、という根幹は昨今ではよく見かける設定ではあるものの不遇なキャラが立ち直っていく展開は読んでいて熱くなりました。

両親は亡くなり、その両親でさえ養子の妹を優遇して次期跡取りしようとするんだから真面目に頑張っていたヴァイスが自暴自棄になるのも分かる。本来ゲームでは悪役側にいるサブヒロイン達が魅力的、メインヒロインの妹が未登場なので気になります。自然と応援したくなる主人公でした。

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

■感想

岡本綺堂の「怪談一夜草紙」に酷似した事件が発生、事件現場にいた李奈はまたしても巻き込まれることになるが···。

十六夜月」がヒットしたことで作家として環境が変化しつつも相変わらず面倒事に巻き込まれる李奈。一回しか会ったことのない女性の為に一人で調査して謎に挑む李奈の芯の強さがカッコよかったです。

題材にされた「怪談一夜草子」はモヤッとするような後味の悪さで、事件の不気味さを際立たせていました。今回は親子関係がクローズアップされていましたが、李奈も終盤でずっと遠巻きにしていた親と向き合えたようで何より。最後の仕掛けは驚きました。

 

 

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

 

■感想

岡本綺堂の「怪談一夜草紙」に酷似した事件が発生、事件現場にいた李奈はまたしても巻き込まれることになるが···。

十六夜月」がヒットしたことで作家として環境が変化しつつも相変わらず面倒事に巻き込まれる李奈。一回しか会ったことのない女性の為に一人で調査して謎に挑む李奈の芯の強さがカッコよかったです。

題材にされた「怪談一夜草子」はモヤッとするような後味の悪さで、事件の不気味さを際立たせていました。今回は親子関係がクローズアップされていましたが、李奈も終盤でずっと遠巻きにしていた親と向き合えたようで何より。最後の仕掛けは驚きました。

 

 

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 X 怪談一夜草紙の謎

 

■感想

岡本綺堂の「怪談一夜草紙」に酷似した事件が発生、事件現場にいた李奈はまたしても巻き込まれることになるが···。

十六夜月」がヒットしたことで作家として環境が変化しつつも相変わらず面倒事に巻き込まれる李奈。一回しか会ったことのない女性の為に一人で調査して謎に挑む李奈の芯の強さがカッコよかったです。

題材にされた「怪談一夜草子」はモヤッとするような後味の悪さで、事件の不気味さを際立たせていました。今回は親子関係がクローズアップされていましたが、李奈も終盤でずっと遠巻きにしていた親と向き合えたようで何より。最後の仕掛けは驚きました。

 

 

後宮の巫女は妃にならない 美しさは罪ですか?

■感想

皇太子·侑彗に強引に後宮に入れられ、巫女の血を継ぐ者として後宮て起きた事件を解決していくシリーズ2冊目。侑彗の熱烈なアプローチもサラッとかわす螢那、でもピンチの時に助けてくれる侑彗のことを少しずつ気にしているような描写があります。侑彗も螢那が巫女というだけではなく、いつも自分に対してフラットに接してくれることに居心地の良さを感じているようなのでゆっくり距離を近づけていってほしいです。

犯人にとって皇太后以外はどうでも良かったんだろうなぁ、悪循環という言葉が似合う事件でした。凜娥が前向きになれたのがせめてもの救いかな。螢那は今回もお疲れ様でした。

 

 

ライブラリアン1 本が読めるだけのスキルは無能ですか!?

■感想

貴族令嬢テルミスは前世の記憶を思い出す。二度目の人生を後悔のないように生きる決意をしたが、自分の授かったスキルがライブラリアンという不遇のスキルで···。

本が読めるだけの不遇といわれるスキル・ライブラリアンを授かったテルミス。周囲から蔑まれても、同情されても自分の今ある能力を最大限に活かして努力する彼女の姿勢がカッコいい。そんなテルミスの頑張る姿に少しずつ家族達もテルミスを見直していくのが分かるように他キャラの視点もあったのが良かったです。

後半は誘拐されたり、旅に出たりと急展開でした。早くテルミスが安心して暮らせますように。