虹のような染色体

■感想
後天的に性別が変わってしまう"ASM"という病に罹ってしまった主人公の真赤。段々と身体が女性へと変化していく中で、頑張っていた野球が上手くできないことのもどかしさや周囲の反応への怯えなど真赤が自分の現状を受け入れるまでの経緯を爽やかに、そして時に泥臭く描いている。

真赤が最終的にどういった形で自分の変化を受け入れたのかは最初のプロローグで分かるので、ためし読みで買うか決めるのもありかもしれません。

真赤に程よい距離感で寄り添い続けた七子先生と桜浦先生が素敵でした。最後はあの先輩と幸せになってくれてひと安心。

ライアー・ライアー11 嘘つき転校生はクリスマスの悪魔に溺愛されています。

■感想
クリスマスイベント(LOC)で6人の女子からデートを申し込まれた緋呂斗。冥星の情報の為に姉と賭けをすることになり、何が何でも全てのLOCをクリアすることに。

均等にヒロインズに出番があってご褒美回といっても過言ではなかった。個人的には表紙の雫の育ち始めた恋心に戸惑う様子が破壊力抜群でした。緋呂斗との共闘シーンもあって満足。

緋呂斗も最終的には一人の女の子を選ぶのだろうけど、今の時点ではまだ予測不能。白雪なのか(ボソッ)冥星に関しては大枠の情報はゲットできた感じ。続きが気になるラストだったので待遠しいです。

アマルガム・ハウンド 捜査局刑事部特捜班

■感想
捜査官である青年・テオと少女の姿をした魔導兵器・イレブンが凶悪犯罪に挑むクライムサスペンス。このストーリーの肝でもある「アマルガム」の設定がよく作り込まれていて、それによってテオ達が翻弄されながらも犯人を追いかけていく焦燥感がよりダイレクトに伝わってきた。

そしてテオとイレブンの不器用な絆の育み合いが読んでいて微笑ましかった。妹を戦争で亡くしたことで最初はイレブンを拒絶しつつも、終盤では自分の過去や弱音を吐露するまでの関係を築き上げていく。まだ歩み寄り途中の2人なので続きに期待したいと思います。

好きラノ2022上期

声優ラジオのウラオモテ#07 柚日咲めくるは隠しきれない? 二月公 【22上ラノベ投票/9784049144499】

ライアー・ライアー(10) 嘘つき転校生は敗北の女神を騙し抜きます。 久追遥希 【22上ラノベ投票/9784046812933】

俺の召喚獣、死んでる 楽山 【22上ラノベ投票/9784040744452】

スパイ教室07 《氷刃》のモニカ 竹町 【22上ラノベ投票/9784040742540】

負けヒロインが多すぎる! (3) 雨森たきび 【22上ラノベ投票/9784094530643】

忘却聖女II 守野伊音 【22上ラノベ投票/9784757579194】

聖女に嘘は通じない 日向夏 【22上ラノベ投票/9784866575452】

探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心 汀こるもの 【22上ラノベ投票/9784065279779】

准教授・高槻彰良の推察(7) 語りの底に眠るもの 澤村御影 【22上ラノベ投票/9784041119662】

清明の事件帖 消えた帝と京の闇 遠藤遼 【22上ラノベ投票/9784758444651】

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います5

■感想
シリーズ5冊目、今回は職員旅行で魔神の騒動に巻き込まれることに。プロローグでの彼らのかつての穏やかな様子をみるとライラの必死な行動にも納得がいく。

ライラの正体を知った時のアリナが心配だったが色々とぶっ飛ばす勢いで前ヘ進んでいくタフさはさすがです。でもシュラウドのことには心が揺れているようで早く安心させてあげて。

相変わらずのジェイドの優しさに拍手しつつ次回を待ちたいと思います。

男嫌いなクラスの美女が、実はブラコンだと知ってしまった結果。

■感想
姉さん大好きなシスコン主人公·瑛樹とブラコンヒロイン·碧依が織りなすラブコメ。男嫌いな碧依が同じ悩みを抱える瑛樹に段々と心を許していく過程が丁寧に描かれていました。

ツンなヒロインはやはり可愛い、尾行と称したデートにしかみえませんでした。瑛樹が面倒見が良くて、なかなか自分の気持に折り合いがつかない碧依を上手くフォローしていく展開が読みやすい。

これからはクラス内でも関係をオープンにしていくみたいなので絆が深まった二人をまた読んでみたいです。

竜殺しのブリュンヒルド

■感想
龍に育てられた一人の少女の復讐譚。ラストは胸にズドンとくるような重さを感じました。

最愛の育ての親である龍をよりによって実の父に殺されたブリュンヒルド。憎しみに支配されるのは仕方ない状況だったが、それでも彼女の心を理解して必死に止めようとした兄·シグルズがいた。もし彼の言葉がブリュンヒルドに届いていたなら、永年王国で龍と再び幸せに暮らす未来もあったかもしれない。

私はそういう未来を想像してしまったけど、ブリュンヒルドの一貫した行動があったからこそ印象深い物語だった。