S級勇者は退職したい!

■感想

18歳の時に幼馴染や親友とパーティーを組んでいつの間にかS級勇者となったサブロー。しかし仲間と比べて自分は弱いと感じているサブローは勇者を辞めたくて···。

設定は好みですが、サブローの思わせぶりで少々分かりづらい台詞にくどさを感じてしまいました···。自分を卑下しつつも窮地に陥った時は冷静に判断して仲間を助けるリーダーとしての素質はきちんと持っていて、そんな彼を信頼して背中を預ける仲間達との絆が良かったです。

終盤の原初の家族のバトル描写はB級勇者達と違ってさすがの貫禄でした。勇者を辞めたくてもサブローには次から次へと問題が舞い込むので無理そうだなぁ。

無能の悪童王子は生き残りたい ~恋愛RPGの悪役モブに転生したけど、原作無視して最強を目指す~

■感想

気付いたら好きだった恋愛RPGの無能といわれる悪役・ハロルドに転生していた。推しのヒロインを幸せにする為に一念発起するが···。

努力し続けるキャラってやっぱり自然と応援したくなるよな〜と主人公・ハロルドを見て実感しました。それに比べて本来ならゲームの主人公であるウィルフレッドの小物感が凄い、早くざまぁ展開にならないかなと期待しています。

ヒロインは個人的にはモニカ推し、ハロルドとのテンポの良い会話が面白い。兄弟・王位継承戦の確執にどう決着がつくのか、来月の新刊が待ち遠しいです。

魔眼の悪役に転生したので推しキャラを見守るモブを目指します

■感想

魔眼を持って生まれたことから周囲から忌み嫌われて果てには殺されるゲームの悪役・リュクスに転生していた。死にたくないので悪役をやめてモブになることを目指すが···。

今や定番化した悪役転生ものの中でも安定した読み口で、主人公がきちんと努力して逆境から返り咲いていく過程を丁寧に描いた1冊でした。リュクスが自分の不遇な環境に諦めることなく立ち向かって、不仲だった兄や自分を嫌っていたと思われた父親との関係を修復できて何より。デニス兄好きだわ。

リュクス父と国王の子供自慢対決が面白かった(笑)ヒロインもツンデレ・体育会系・正統派タイプとバランスよくいる上にリュクス一筋のメイドさん達も良き。学園編も楽しみです。

悪女矯正計画

■感想

元婚約者であり後の皇帝の愛人となった悪女・セラフィナに殺されたアーヴェル。気付いたらなぜか目の前に悪女になる前のセラフィナがいて···。

何重にも切ない愛の物語でした、良い意味で読み応えがあって驚いた。アーヴェル・セラフィナ・ショウの三角関係が切なくて心に響きました、三者三様に互いを大切に思っているからこそ踏め込めなかったアーヴェルの気持ちが痛いほど伝わってきた。

そして後半ではタイムリープの謎も明かされていくが、必死に動くアーヴェル達の邪魔をする外野が邪魔で恨めしい。ラストは美しいながらも、3人には幸せになってほしいのでハッピーエンドに辿り着いてほしい。

悪役令嬢は大航海時代をご所望です

■感想

前世の記憶が甦り、乙女ゲームの悪役令嬢マリーに転生したと知った主人公は処刑エンドを防ぐ為に海の向こうの新大陸を発見して領地を発展させることを目指すが···。

まだ幼いマリーの言動を馬鹿にせずにきちんと受け入れる周囲の環境が温かくて、次から次へとアイデアを出すマリーの手腕も読んでいて気持ちが良かったです。4歳の頃から領地経営を手伝っているのが既に凄い。

マリーの努力が実を結んで新たな一歩を踏み出した爽やかな終わり方でしたが、気になる伏線もちらほらあったので続きがあったら読みたいです。

極悪令嬢の勘違い救国記 1

■感想

亡くなった両親の代わりに領主として日々を過ごす辺境伯令嬢・レイテが主人公。自分の言動を極悪だと勘違いしているレイテを始めとして、とにかく皆キャラが濃い!そして皆レイテが大好きなのが微笑ましく、全体的にコメディタッチで楽しんで読めました。

革命に敗れた第一王子・ヴァイスや元凄腕傭兵の執事・アシュレイなど国を揺るがすような重要人物がレイテの傍に集まっていて、国との直接対決になるのだろうか。今後の展開が楽しみです。

 

悪役令嬢の継母に転生したので娘を幸せにします、力尽くで。

■感想

侯爵家の後妻として嫁ぐことになったセレーネは乙女ゲームの悪役令嬢の義母に転生していたことに気づく。義娘を悪役令嬢にしない為に愛情を注ごうと決意するが···。

ヒロイン・セレーネの世界の中心は常にアティで、彼女の愛情に段々と心を許していくのが微笑ましい。逆に旦那の侯爵にはドライであからさまなのが面白かった、でも終盤の展開からして真面目な人みたいなのでちょっとずつ歩み寄っていくといいですね。

セレーネが勇ましくてヒーローも兼任してたよね(笑)ゲームのヒーローであるエリックや闇を抱えていた某キャラの心も掻っ攫ってしまうとは。ゲームのヒロインは未登場なので、どんな展開になっていくか楽しみです。