竜殺しのブリュンヒルド

■感想
龍に育てられた一人の少女の復讐譚。ラストは胸にズドンとくるような重さを感じました。

最愛の育ての親である龍をよりによって実の父に殺されたブリュンヒルド。憎しみに支配されるのは仕方ない状況だったが、それでも彼女の心を理解して必死に止めようとした兄·シグルズがいた。もし彼の言葉がブリュンヒルドに届いていたなら、永年王国で龍と再び幸せに暮らす未来もあったかもしれない。

私はそういう未来を想像してしまったけど、ブリュンヒルドの一貫した行動があったからこそ印象深い物語だった。

変人のサラダボウル (3)

■感想
今まで以上にカオスな3巻。表紙のブレンダさんがそろそろ躍進するか···と思いきや、努力も虚しく見事な滑りっぷりでお気の毒。少しは報われてほしいと思いつつも惣助のモテ具合を考えると難しそう。

サラの小学校生活が一番ツッコミどころ満載だった(笑)サラが楽しそうならいいけど、なんか教祖みたいになってて中学生になってもこの状況が続くのかしら。

リヴィアはもう上から下への墜落が激しすぎて波瀾万丈、またホームレスに戻ってしまうのか。

VTuberのマイクに転身したら、推しが借金まみれのクズだった

■感想
何故か推しのVtuberのマイクに意識が乗り移ってしまった主人公・春人。思わぬアクシデントで素の顔がバレてしまうのは某作品と一緒ながら、エリンの尖ったキャラとテンポの良い会話が魅力的で満足のいく面白さ。

ギャンブル好きで借金まみれのポンコツなエリンだが、根は優しくて不思議な愛嬌があるのでVtuberとしてどんどん躍進していく。

アリスのSっぷりも良かったが、ザクロと保護者のような立ち位置の永倉の関係もエモイよね。キリカはさすがの貫禄でこれからエリンにどう絡んでくるのか楽しみ。エリンが一日でも早く借金ゼロになりますように。

また殺されてしまったのですね、探偵様3

■感想
画廊島の殺人後編。シャルによる爆弾のタイムリミットが迫る中で新たな殺人が続々と起きていく。事件解決の為に館を探索している内にルゥの祖父の過去が明らかになりそれがキーポイントとなる。

トリックもしっかりしていて読み応えあり。物悲しい結末だけど、自分の運命から解放されたあのキャラがやっと自由になった瞬間でもあったと思うと少しの救いも感じる。

シャルの情報から朔也は自分が思っている以上に争点の中心にいて、巻き込まれてしまっているんだなと。最初の七人、も続々と動き出しているので次回の展開が気になります。

偽典・演義 ~とある策士の三國志~1

■感想
日本の社畜サラリーマンが古代中国の時代に転生することに。三国志に関してはノータッチの私でも李儒の策士っぷりが痛快で面白かった。

後半では李儒何進のお互い分かりあったような主従関係が良かったです。二人の生きのあったテンポのよい会話が魅力的。

出世はあまり望まない李儒の希望とは裏腹にどんどん偉くなっていき、将来性有望な弟子もできてますます忙しくなっていく。このまま順調に進めばいいけどそうはいかないんだろうなぁ。菫卓は次巻から本格的に活躍するのかな。

佐々木とピーちゃん 5 裏切り、謀略、クーデター! 異世界では王家の跡目争いが大決着 ~現代は待望の日常回、ただし、ハードモードの模様~

■感想
シリーズ5冊目。タイトル通り日常サイドは割と落ち着きつつも、異世界サイドは大波乱で一つの節目を迎えた印象。

やっぱり一番の驚きはルイス殿下、祖国が敵国に密かに侵略されていく中でずっと一人で戦ってきたかと思うと···。アドニス殿下への愛情が深すぎて泣けてくる。佐々木の言動からして復活する可能性も示唆されているので期待したい。

一段落着いたとはいえ異世界サイドではやらなくてはいけないことが山積み。日常サイドでも新たな怪物が出現したので佐々木とピーちゃんの平穏な日はまだまだ遠い様子。

ひきこまり吸血姫の悶々8

■感想
常世に飛ばされてしまったコマリ一行が出会ったのは、巫女の一族であるコレットという少女。コレットがヴィルにべったりなせいで不機嫌丸出しのコマリが可愛い。

死を予期されたコマリははたしてその予言を覆すことができるのか。スピカ達も裏で色々と暗躍しているし、振り回されるコマリに休む暇無し。早くお母さんとの再会シーンも見たい。

そして最後の最後でコマリ大ピンチの展開に···。リンズが一緒なだけマシと思いたいけど、何故リンズが彼女と共に行動しているのか。疑問が尽きないので続きを待ちたいと思います。