断罪された転生聖女は、悪役令嬢の道を行く!①

■感想

聖女ルナは助けてきた人々に裏切られて無実の罪で処刑されてしまう。300年後の世界で転生した彼女は小説に登場する悪役令嬢のように自由に生きたいと願うが···。

悪役令嬢とはなんぞや···?と思わずツッコミしたくなるほどルナの願いとは違う方向にストーリーが進んでいくのが面白い。力加減しようとしてもポーションはエクリサーに、魔法のレベルは異次元なだけにどんどん目立ってしまう。

せっかく友人もできたので学園生活をエンジョイしてほしいものの、シルバーとしての活動も忙しくなりそうでどんどん悪役令嬢から遠ざかってるぞ。前世でルナのことを最後まで信じて裏切らなかった人もいて、その祖先であるレイオスが運命的で良かった。

全員覚悟ガンギマリなエロゲーの邪教徒モブに転生してしまった件

■感想

鬼畜エロゲーと名高いゲームの世界に邪神教のモブとして転生してしまった主人公が、ヤバいヒロイン達に狙われながらも生き延びるために奮闘するお話。

よくある転生ものとは一線を画していて邪神教のモブという過酷な環境にいる主人公・オクリーに同情を禁じ得ない。平穏を求めている本人の気持ちとは裏腹に幹部の一人・ヨアンヌに気に入られて恋人になってしまったり、他の幹部に目をつけられたりとどんどん平穏とは遠ざかってしまう。

倫理観ゼロの世界観なのに何故か癖の強すぎるヒロインと平凡のようでいてどこか異常なオクリーのその後が気になるし、面白い。終盤のオクリーの精神状態が過酷過ぎて···、アーロス様にも気に入られてるしどうなることやら。

ヒロインに転生したとはしゃいでいたら、実は転生悪役令嬢が主役の世界だった

■感想
乙女ゲームのヒロインに転生したはずなのに、攻略対象者達は悪役令嬢に心を奪われていた。主人公・ルネは虐めにあう中で精神科医を志すフィルと出会い···。

何か悪い事をしたわけでもないのにルネが理不尽に虐められてる状況が可哀想でしたが、そんな中裏庭で行われるルネとフィルのカウンセリングが癒やしの時のようで微笑ましかったです。いつの間にか第二王子も加わっていて友情ものとしても良き。

ゲームのような刺激的な恋よりも穏やかで優しい恋の方がいいじゃない!と思わず言いたくなるようなフィルのカッコよさっぷりが炸裂していました。第一王子が酷かっただけに更に際だってたよ···。一冊で綺麗にまとまっているので優しい眼鏡男子が好きな方にオススメ。

悪役令嬢ペトラの大神殿暮らし~大親友の美少女が実は男の子で、皇室のご落胤だなんて聞いてません!~1

■感想

乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公はヒロインである異母妹を虐めてしまう前に、持ち前の治癒能力を鍛えて聖女見習いとして大神殿で暮らすことになるが···。

まだ序章でサブタイでもあるヒーローのベリーが男だとはペトラは気づかないまま終了。神からの神託が受けられるという高い能力と引き換えに人としての感情が欠落してしまっているベリー、そんな彼とペトラの関係が姉と弟のようで微笑ましい。ベリーはまるで大型犬(笑)

ペトラは優しくて根性もあるヒロインのような子なので、大神殿で伸び伸びと生活できて良かったです。敵対するはずの妹からも慕われているし、概ねほのぼのとした雰囲気で終了。

悪役好きの俺、推しキャラに転生2 ~ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件~

■感想

推しキャラの悪役になった主人公が破滅フラグを回避していくシリーズ2冊目。隣の領地の貴族から突然宣戦布告されるも、ヴァイスの今までの努力が周囲への信頼と繋がって結果にあらわれるのが熱い。ヴァイスだけではなく各キャラの成長が感じられるような構成になってるのも良かった。

義妹・フィリスも何だかんだお兄ちゃん子で素直に甘えられるような仲になって一安心。あのキャラも転生組のようでどうなることやら。1巻より面白くなっているので次巻も楽しみ、推しキャラがホワイトとナイアルという偏り具合に笑える(笑)

 

ほうかごがかり3

■感想

シリーズ3冊目で第一部完。啓にとっての惺、そして惺にとっての啓、二人とも互いの存在が自分の命よりも大切だと分かっていながらも切ない結果になってしまったのが悲しい。それにとどまらず菊までもが···、せめてもの救いは誰かの為に何かを成し遂げたかった彼女の願いが叶ったことだろうか。 

「かかり」を逃れている7人目の存在、太郎さんの正体も判明しつつ、最後に啓を救った母の愛に一筋の光を感じました。続編も決定しているようで啓はお助けキャラ的な立ち位置なのか、再び主人公になるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 

ヴィーナスミッション ~元殺し屋で傭兵の中年、勇者の暗殺を依頼され異世界転生!~1

■感想

ガンにより42歳の生涯を閉じた殺し屋・鈴木隆は女神からの依頼で異世界で勇者として招かれた高校生が好き放題暴動を起こしているので暗殺してほしいと言われて···。

主人公・レイは元殺し屋なだけあってシビアな考えの持ち主なので暗殺に戸惑うことなくバタバタと人が死んでいきます。勇者達が下衆なので死んでも抵抗ない、というかそもそもこんなクズな高校生を勇者として召喚したのが致命的。 

始終殺伐とした世界観でリディーナが清涼剤でした。着実に強くなっていくレイ達ですが、ギルド側に存在を認識されてしまったので、今後の暗殺にどう影響していくのか。スカッとしたざまぁ展開が見所でした。