継母の連れ子が元カノだった6 あのとき言えなかった六つのこと(★★★★☆)

■あらすじ
親の再婚できょうだいになった水斗と結女は、元恋人同士。水斗といさなが付き合っているという噂で校内が色めく一方、結女は水斗との距離を縮められないままで……。そんな初秋、きょうだい揃って文化祭の実行委員に選ばれる!衣装選びに放課後の準備作業……長くなる二人きりの時間に、夏祭りのキスの真意を確かめようとする水斗。そして水斗に自分の好意を気付かせたい結女。探り合いながら迎えた、文化祭当日――二人は展示の見回りを任されるが、これってもうデートでは!?「なぁ。『好き』って、なんなんだ?」元カップルが、お互いの気持ちに向き合う文化祭編!

■感想
水斗が自分の気持ちと向き合う文化祭編。ひょんなことから結女と共に文化祭実行委員になってしまった水斗、めんどくさがりながらも有能な水斗は周囲から一目置かれるようになる。ぼっちでも大丈夫な水斗と友達が欲しかった結女の価値観の違いがもどかしい。終盤で水斗の背中を押すいさなが癒しでした。
新キャラの副会長の恋も可愛くて応援したくなった。不器用でも短くても「ありがとう」の言葉一つだけで二人の距離はぐっと近づいていく。「放したくない」という本音と水斗が次回でどう折り合いをつけるのかが楽しみ。