ライアー・ライアー6 嘘つき転校生は正義の味方に疑われています。 (★★★★☆)

■あらすじ
「彼女」に振り回された挙げ句、その謎が深まった中で迎えることになった夏の学校対抗戦。学園島中の高校生が参加するお祭りムードの中、俺・篠原緋呂斗を待っていたのは「七ツ星は不正をしている」という“正義の組織”の告発だった。ヘキサグラムを名乗るそいつらに目をつけられた俺は周囲から疑いの目で見られ、さらに正義の味方を信じ切った後輩やら覚醒した皆実雫にも絡まれてうかつにイカサマもできない。絶体絶命の状況だけど、どうも奴らも本物の「正義」ってわけでもなさそうだ。ならこの状況を打破するために、偽物の底力ってやつを見せてやる頃合いかもな―

■感想
シリーズ6冊目。夏の学校対抗戦で盛り上がる中で、正義の組織を名乗る「ヘキサグラム」から「不正をしている」と告発された緋呂斗。対抗戦の序盤は楽にクリアできたものの団体戦の4段階目から苦戦している様子。正義を語っている癖に案の定ヘキサグラムが真っ黒で水上の逆襲が唯一スッキリした。緋呂斗にはこんな組織ぶっ潰してほしい。
そして表紙の雫も本気を出しているがさすがに更紗にはかなわないのかな。後半戦での活躍に期待。椎名は完全にマスコットキャラ、癒される。次回は例の彼女のヒントも出るのだろうか、緋呂斗の巻き返しを楽しみにしています。