ひきこまり吸血姫の悶々3(★★★★☆)

ひきこまり吸血姫の悶々3 (GA文庫)

ひきこまり吸血姫の悶々3 (GA文庫)

■あらすじ
青い空。白い雲。ようやく得られた休暇で海辺のリゾートを満喫するコマリ。そんな吸血姫の前に一人の少女が現れる。「一緒に世界を征服しない?」剣の国の将軍ネリアから、とんでもないお誘いを受けてしまった!その一方で別の国家、天照楽土からも外交使節が来訪。「一緒に世界を平和にしませんか?」東国の最強将軍と噂される和風少女カルラは、まったく逆の提案を投げかけてくるのだった。各国の思惑は錯綜し、やがて世界を巻き込む大戦争へと発展!夏休みから急転直下、戦局の鍵を握る立場となってしまったコマリ。ひきこまり将軍が新たな時代を切り開く!?

■感想
シリーズ3冊目。各国を巻き込んだ戦争が勃発し、ストーリーの世界観が一気に広がった回でした。新キャラのネリアは不遇な過去を背負いながらも現状を覆そうと懸命に努力する健気な一面もあるキャラ、コマリとのコンビも凸凹コンビっぽくて好きです。
サクナが地味に粘り強くて敵にしたらいけないタイプ…。苦戦しそうになるも悪どい敵が敗北する展開は痛快でした。ムルナイト帝国軍は良いキャラが揃ってるなと改めて思った。そして同じく新キャラのカルラはコマリと似たタイプ、次回はメイン回なのかな?