豚のレバーは加熱しろ(2回目)(★★★★☆)

■あらすじ
剣と魔法の国に再び豚として参上!しかし肝心のジェスがいない。なぜだ!ジェスたそをブヒブヒ舐め回したい一心でやってきたというのに…!…失礼、違うんだ。俺が少し離れている間に、闇社会の連中が王朝に反旗を翻して、この国は今大変なことになっているらしい。俺がここに再臨したのは、そんななかイェスマ解放を目指し戦うイケメン狩人ノットに協力し、残酷な運命を課されたイェスマたちを救うため。べ、別に、ジェスへのガチ恋が溢れて会いたくて会いたくて仕方がないだなんて、これっぽっちも思ってないからな!「くそどーてーさんも、私と同じなんですね。いつか私もノットさんに…」こらセレス、地の文を読むんじゃない。あとその呼び方、どうにかならないか?

■感想
シリーズ2冊目。再び異世界に向かった主人公、しかし異世界は以前よりも混迷していた。仲間の黒豚がロリコンなせいか変態度が上がってる(笑)記憶を封じられたジェスが必死に思い出そうとしているのがもどかしかった、無事に思い出してからの再会にジーンときた。「もうどこへも行かないでください」というジェスの言葉に豚さんはどう答えるのだろうか。
そして同盟を結んだ王朝側と解放軍、お互い信用はしてないと思うので前途多難かと思いきや最後の展開で一筋の光が見えてきた。健気なセレスも少しは報われてほしいです。次回も楽しみ。