昔勇者で今は骨5 東国月光堕天仙骨無幻抜刀(★★★★☆)

■あらすじ
「まーじーでー…転移してるじゃん」森中の見知らぬ転移装置を抜けると東国であった―仲間と離れ離れになって、師匠の故郷・東国ヤマへと転移したアル。すわ妖かと怪しまれながらも、剣の師匠マガツのもとへと向かってみれば、そこは魔王軍を離反した堕天王と戦の真っ最中だった。しかも、その軍は古の秘密兵器「月」を擁した最悪の布陣で…。「出来なきゃまた戦争だ。言っておくが、その場合は容赦せんぞ」人と和平を目指す魔軍令フギムニからは戦のついでに取引を持ち掛けられ―「魔王以来の神命だ、我が勇者」果てには太陽神マルドゥから討伐の神命まで下ってしまい…人から魔から神までも、頼みの綱は骨勇者!コツコツ世界を救う異世界ファンタジー!

■感想
シリーズ5冊目。今回は東国ヤマが舞台で、アルの師匠・マガツが登場。戦いに対する執念が凄まじくてさすがアルの師匠なだけある。そこでは堕天王との争いが繰り広げられており、アル達も巻き込まれていく。相変わらずの熱い戦いに終盤はヒートアップ。復讐の為だけに生きてきた堕天王が最後に月神に与えられた愛に戸惑う様子が絶妙な展開でした。
そしてハルベルとアルが遂に本契約をかわすことに、主従の関係ではなくて横に並んで一緒に歩いていきたいというのが彼女らしいと思います。本妻のイザナを追い越せるのか?続きは売上次第とのことで無事に出ますように。