夢見る男子は現実主義者 1 (★★★★☆)

夢見る男子は現実主義者 1 (HJ文庫)
■あらすじ
同じクラスの美少女・夏川愛華に恋い焦がれる佐城渉は、彼女との両想いを夢見て、めげずにアプローチを続けていた。しかし、ある日突然、夢は醒める。「あんな高嶺の花と俺じゃ釣り合わなくね…?」現実を見て適切な距離を取ろうとする渉の反応に、愛華は呆然。「もしかして、私、嫌われたの…?」勘違いの末、焦り慌てる彼女からは無自覚な好意が見え隠れ!?両片思いのすれ違いに悶絶必至の青春ラブコメ、開幕!

■感想
クラスの美少女・夏川愛華に猛アタックしていた佐城渉、しかしある日ふと自分と愛華では不釣り合いだったと思い直し適切な距離をとろうとする。渉の無反応にいちいち敏感に反応して気になる愛華にニヤニヤ、両片思いの醍醐味が存分に詰まった一冊でした。愛華も素直じゃないから行動が空回りして更にすれ違うという…、ツンデレ万歳!
今まで猪突猛進だった渉が客観的になったことで夏川の友人の芦田や風紀委員長などとも縁ができ、周囲も段々と賑やかになっていく。特に渉の姉・楓とのエピソードが好きです、普段は強気だけどなんだかんだいって弟のことを大切に思ってるんだろうな。