最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い3 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する(★★★★☆)

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い3 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する (角川スニーカー文庫)
■あらすじ
外交でも完璧に暗躍し、弟・レオナルトの評価を高めた出涸らし皇子・アルノルト。安堵も束の間、次は皇族最強の将軍・第一皇女リーゼの縁談を取り持つよう皇帝に命じられる。一方、流民の村で起きる人攫いの解決を命じられたレオナルト。しかし、調査の最中に帝国を揺るがす異常事態が発生し!?帝国とその民の危機を前に、獅子奮迅の活躍を見せるレオ。その成長と決意を目の当たりにしたアルは――「未来の皇帝が俺に本気を見せてみろと言った。その返礼はせねばならんだろう」弟を助け、帝国を護る為、出涸らし皇子は戦場で暗躍する! 最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、決意の第三幕!

■感想
シリーズ3冊目。今回は第一皇女・リーゼの縁談と流民の村で起きる人攫いをレオナルトが調査するのがメイン。リーゼの縁談相手であるユルゲンは武闘はイマイチだが商才はあってリーゼ一筋の好青年。愛は重いけど自然と応援したくなるキャラでした。拒否してるもののリーゼもユルゲンのことは一目おいているようで良い夫婦になりそうな予感。
そしていつもは優しい青年というイメージの強いレオが死と隣りあわせの戦場で荒々しく粘り強い新たな強さも手に入れて着実に王として必要な要素も手にいれてます。そんな彼らの活躍の裏でザンドラ親子は悪巧み中でシャオメイという一筋縄ではいかなそうなキャラも登場して今後が不安、クリスタが危ない…!