魔女の花嫁 seasons beside a witch(★★★★☆)

魔女の花嫁 seasons beside a witch (LINE文庫エッジ)
■あらすじ
不治の病に罹った少年・桑折冬至ははずれの森に住む変わり者の魔女・ミーズに出会う。その魔女は対価を払えば、どんな願いでも叶えてくれるが、願いの対価は彼女の気分次第。珈琲を淹れることから、心臓を取られることまで、何を要求されても文句は言えない。冬至の願いを聞いた魔女が伝えた対価は―。「ふふっ、今日から君は私の弟子だ」「へ?」これは『僕』と『魔女のお姉さん』の季節をめぐる物語。

■感想
不治の病に犯されている少年・冬至が病を治してもらう対価として魔女の弟子になるお話。魔女・ミーズに「ハル」と名付けられ新たな生活をスタートすることに。ちょっと子供っぽいところもある年上のお姉さんと低体温系少年のやり取りが微笑ましい。これ好きな人はハマると思います。
ミーズがハルを弟子にした理由は後に明かされますが、それが分かってもずっと冷たい病室で過ごしていたハルにとってミーズとの日々は大切でそれ故に「恩人」という言葉をミーズに贈ったハルの行動に拍手したい。指輪は結婚指輪にしかみえない…。ミーズの師匠やハルの呪いとかはまだ中途半端なので続きが出たら嬉しいです。