王女殿下はお怒りのようです 2.精霊王の来訪(★★★★☆)

王女殿下はお怒りのようです 2.精霊王の来訪 (オーバーラップ文庫)
◼あらすじ
異形の怪物を退け、穏やかな日常へ舞い戻ったレティシエル。しかし強大な魔術の力を求める国王に喚び出され、息をつく間もなく王城へ。自由を求める彼女に、したたかな国王はとある条件を提示するのだが…。謁見を終え、学園に戻ったレティシエルは「魔法同好会」を立ち上げる。同好会の仲間と期末試験を乗り越えてから数日、絶滅していたとされる双子の精霊王ディトとティーナがレティシエルの前に現れ、突然襲い掛かってきて…!?凄まじい力を振るう二人を無力化するべく、レティシエルはついに本領を発揮する―!常識外れの王女殿下が我が道を往く最強魔術譚、第二幕!!

◼感想
シリーズ2冊目。研究の為に公爵邸を出たり、魔法同好会を立ち上げるなどレティシエルにとって快適な環境が整っていく。しかし時々思い出すドロッセルとしての記憶はなんか不穏。そして子供の姿ながらも精霊王の二人に気に入られたレティシエル、二人の目的である「黒い霧」の調査とやらも今後の展開の伏線 なんだろうな。
最後のあれは公爵達が馬鹿すぎて話にならない、第二皇子は優秀そうで最初からこっちを後継にすれば良かったのに。クリスタも昔は姉さん大好きな子だったのか…、何とか関係が修復してくれるといいけど。長女が余計なお節介をしそうな展開、公爵に負けず劣らず馬鹿そう…。