七つの魔剣が支配するIV (★★★★☆)

七つの魔剣が支配するIV (電撃文庫)
◼あらすじ
再び春を迎えたキンバリー魔法学校。オリバーたちは二年生に進級し、新入生たちの世話に新たな科目、それぞれの修行と、目まぐるしい日々を送っていく。そんな中、ひとときの休息を魔法都市ガラテアで過ごすことにした6人。空飛ぶ絨毯に乗り、買い物や名物料理を楽しみ、魔法生物のお店を覗く。が、穏やかな時もつかの間。夕食の席でキンバリーの校風を嫌うフェザーストン魔術学舎の生徒たちと揉めてしまい―。一方、シェラの父であり、ナナオをキンバリーに招いた教師・セオドールにも接触を受ける。暗い夜道を歩きながら、彼は突然「この街には人斬りが出る」などと不穏なことを言い出し―。

◼感想
シリーズ2冊目。二年生に進級し、新たな環境により忙しい日々を過ごすオリバーたち。今回はピート・ガイ・カティの成長が感じられて、前回の事件から少しでもオリバーの役に立ちたいと奮闘する彼らが眩しかった。性教育をここで入れてくるとは…、いつもはしっかり者のシェラの乙女な部分がみれて満足。皆想いの矢印がオリバーに向いているのでどうなることやら。
次に打ち倒す敵も定まり次回から本格的に動き出すとのこと。シェラの父やガーランドも怪しい動きをしていて疑い出したらきりがない。オリバーの復讐劇の行く末が不安です。