りゅうおうのおしごと! 11(★★★★☆)

りゅうおうのおしごと!11 (GA文庫)
◼あらすじ
「私を殺して……」奨励会三段リーグで三連敗を喫し心が折れた銀子は、八一に懇願する。「俺が連れて行ってあげますよ。絶対に死ねる場所へ」こうして二人は将棋から逃げた。それは同時に、なぜ将棋を指すのか問い直す旅でもあり――
なぜ、八一は銀子を『姉弟子』と呼ぶようになったのか?なぜ、銀子は女流タイトルを求めたのか?八一と銀子の出会いと修業時代の日々、そして《浪速の白雪姫》に隠された最大の秘密が遂に明かされる
告白の第11巻!将棋の神が定めし残酷な運命は、誰に微笑むのか?

◼感想
シリーズ11冊目。三段リーグで三連敗を喫して心が引き裂かれた銀子、八一はそんな銀子をとある場所へと連れていく。二人の出会いと現在まで、まるごと銀子尽くしの巻でした。八一の「銀子ちゃん」呼びが微笑ましい。お互いの気持ちも確認できたし、恋愛的な意味では決着が着いたのかな。それともあい達にもチャンスがあるのか。
創多との戦いは正に熱戦で、生意気な奴だったので銀子が勝ってくれてスカッとした。ようやく将棋星人の棲む星にたどり着いたようでひと安心。水面下で色々と不穏な動きもあるので次回も見逃せません。