公女殿下の家庭教師2 最強剣姫と新たな伝説を作ります(★★★★☆)

 

 ■あらすじ

公女殿下ティナとその親友エリーの才能を十二分に引き出し、王立学校へ見事合格させたアレン。入学する教え子たちとともに家庭教師として王都へ戻ってきた彼を待っていたのは…「…強く、なりすぎ、なんじゃない?」「余裕じゃない。これなら本気でやっても大丈夫そうね」かつてアレンが魔法を教えた腐れ縁であり、今は王国にその名を轟かせる『剣姫』リディヤとの一対一での真剣勝負で!?さらにその事件の余波で学校での臨時講師も任せられたアレンは、そこでも固定観念を打ち砕く授業で脚光を浴びて―無自覚規格外な教師の魔法革命ファンタジー、学園編開幕!

 

■感想

シリーズ2冊目。王立学校へ合格し、入学を果たしたティナとエリー。リディヤの妹・リィネ、ティナの姉・ステラなど新キャラも続々と登場。しかし今回のメインは何と言ってもリディヤ、もうなんか長年連れ添った夫婦って感じで完全に「正妻」ポジション。素直になれないながらもアレン大好きオーラはティナとはまた違った形で出していて可愛らしい。

妹の成長も喜びつつも自分より強いティナに嫉妬するステラ、いつか闇落ちしそうで心配。例の王子が馬鹿過ぎて話にならなかった(笑)今回はリディヤに押され気味なティナでしたが、最後の「私は必ず貴方の隣に立ってみせます」には成長を感じました。でも今回で完全にリディヤ派になってしまいました。