八雲京語り 宮廷に雲雀舞いいづる(★★★★★)

八雲京語り 宮廷に雲雀舞いいづる (富士見L文庫)

八雲京語り 宮廷に雲雀舞いいづる (富士見L文庫)

◼あらすじ
女らしくなくても、舞が下手でも――「雲雀は僕にとって、理想の妻だよ」男が箏を奏で女が舞い、出来映えを競い合う宮廷行事「豊寿の舞」。鈴鳴は半ば強引に雲雀との参加を決める。しかし、昨年の勝者である鎬雨が何者かに襲われてしまう。賊として捕らわれたのは雲雀の部下・有宗で――?

◼感想
シリーズ2冊目。新キャラの凪雲が良い味出してましたね、小未苗に素直じゃないのが微笑ましい。中宮の策略により事態が悪化していく一方で、雲雀と鈴鳴の関係も危ぶまれますがお互いの気持ちを再確認して事件に立ち向かっていく二人は間違いなく最高の夫婦だと思います。「雲雀は僕にとって理想の妻だよ」という言葉に二人の絆がまた深まったんだなと実感しました。
ライバルである鎬雨と雲雀の関係も好きです。有宗と暮明も実は良いコンビ。黒幕の某キャラが排除されたので、今後雲雀も少しは過ごしやすくなるのかな?ぜひ続きを出してほしいです。