豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい6(★★★★☆)

半人半魔の亡霊を退け、迷宮都市の英雄となったスロウは、ダリスの女王から守護騎士になってほしいと言い渡される。だが、スロウは途方に暮れていた。守護騎士は、その全てを女王に捧げねばならず…。それはつまり、シャーロットとの別れを意味していた。―一方、大陸統一による世界平和をのぞむ闇の大精霊は、スロウの存在に兵を引き上げていたのだが、その配下・大精霊にも匹敵する力を持つ『夢売りの魔女』が命令に背き、クルッシュ魔法学園を襲い…!?「俺の未来を、ポッと出のてめえがっ邪魔するんじゃねえよッ!」激動する世界の中心に立つスロウ。迫られる覚悟と決断とは!?

シリーズ6冊目。女王陛下から守護騎士になってほしいといわれ、スロウの気持ちとは裏腹に勝手に喜ぶシャーロットたち。守護騎士になるとことは大好きなシャーロットとの別れを意味することから拒否するスロウの気持ちは分かる。守護騎士になることの厳しさを身をもってシャーロットに教えたユウギリ、敵に利用されてしまったけど今後どうなるのか。
そして今回登場した敵・フランシスカは風の大精霊を倒せる程の強敵だけど、更に上は闇の大精霊・ナナトリージュ。彼女の最後の命令をスロウはどんな形で応えるのか気になるところ。楽しみです。