生徒会の周年 碧陽学園生徒会黙示録9 (★★★★☆)

私立碧陽学園生徒会―そこは美少女メンバー四人が集う楽園だが、気づけば十周年。何で会長たちは年を取らないんだろう…なーんて野暮なツッコミは禁則事項ですっ!こいつはめでたいぜワッショイワッショイっていう感じで戻ってきました「生徒会の一存」!担当編集のパソコンの奥深くに眠っていた文庫未収録の超レア短編に加え、ちょっぴり大人になった生徒会メンバーが集まるファン垂涎の書き下ろし作も掲載のお祭り本の登場だ!!日々くり広げられる、ゆるすぎる会話。日々費やされる、青すぎる青春。再びいざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を!

久しぶりの生徒会シリーズ、ゆるーく皆でバカ騒ぎしている様子が懐かしくてすぐに読み終わってしまった。ゲーマーズネタもちょこっと挟みつつ、安定した面白さでした。杉崎たちのその後が気になっていたので、個人的には「続く生徒会」が一番印象的でした。自然に「くりむ」と呼びすてにしてしまうあたり、杉崎は着実にハーレムを築いているようです。既に両親に挨拶済みの椎名姉妹やお泊まりしたとかいわれている千弦もリードしているようですが。正妻もいるしな…。
くりむの言う通り旧生徒会メンバーはずっとこんな調子で仲良くしていてほしいです。数年後とかにまた復活して杉崎たちに出会えたら嬉しい。