僕は何度も生まれ変わる(★★★★☆)

僕は何度も生まれ変わる (角川スニーカー文庫)

僕は何度も生まれ変わる (角川スニーカー文庫)

ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった―はずなのに、まさか生まれ変わった…のか?でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに“彼女”が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を“劣等種”呼ばわりする“人間の帝国”の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの“魔王”から使者が来た。はあ?僕が魔王の隠し子だって…!?―これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ“僕”がやがて英雄へと至る物語―泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!

何度も生まれ変り、パッとしない人生で終わってしまう「僕」。5度目の人生で傭兵暮しをしていたロワの元に使者が訪れ、魔王の隠子だと発覚してから大逆転劇の幕が上がる。因縁の相手であるリンゼリカの人生もロワに負けず劣らず壮絶。まったくもって勝てる気がしませんでしたが、皆の協力により光がさしてきたなと。犠牲も多かったけど…。ジョーさん達の登場のタイミング良すぎ。
ロワを真っ直ぐに慕うタマミナが可愛い、イチャついているところをもっと見たかった!アルノワとの関係も好きです、お兄様呼びは反則。ロワにはぜひとも勝利してほしいです。