妖狐の執事はかしずかない(★★★★☆)

子供の頃からあやかしが見える高校生・高町遙。祖母のお守りが力を失くして、危険なあやかしに襲われていた遙を颯爽と助けたのは、妖狐の執事・雅火だった。狐の耳と尻尾を持ち、燕尾服を纏った執事。彼が言うには、遙はあやかしたちの問題を調停するお屋敷“黄昏館”の当主を継いでいるらしい。そんな上流階級を知るはずもなく戸惑う遙。すると執事の目が嗜虐的に光り、当主教育という名の躾けが始まって…!?新米当主と妖狐の執事。主従逆転コンビが、あやかしトラブルの解決に駆け回る!

新米当主とツンデレ執事の主従関係がすごく好き!最初は戸惑いながらも当主として少しずつ成長していく遥の頑張り屋なところも微笑ましい。遥のことを考えて記憶を消していたお祖母さんの想いにジーンときた、今も昔も遥は一人じゃないよ!本当は遥大好きな雅火のツンツンっぷりが最高です、最後の照れてるところも可愛い。
個人的には仕立屋の友禅と女の子のエピソードが好きでした。予想通り切ない結末だったけど、お互いの思いが伝わって良かったです。こういう頑固なキャラ嫌いじゃないよ。ぜひ続きを読みたいです。