ダ・ヴィンチと僕の時間旅行 (★★★★☆)

高校生の柏木海斗は、母の故郷フィレンツェを旅行中に何者かに襲撃され、水に落ちてしまった。ところが次に目覚めたとき、なぜか見知らぬ者たちから「メディチ家のジュリアーノ様」と呼ばれる身に。信じられないことだが海斗は五百年もの時を超え、自分とよく似た若者と入れ替わってしまったようなのだ。どうやったら現代に戻れるのか、悩む海斗の前に現れたのは、なんと若きレオナルド・ダ・ヴィンチで…!?

初読みの作家さん、テマリさんのイラストに惹かれて購入。高校生男子のタイムスリップもの、今回はまだ物語の下地作りの印象が強かったですがこれからどんどん面白くなっていきそう。個人的にダ・ヴィンチは変人でミステリアスなイメージ。本作でもタイムスリップした海斗の境遇を面白いといいながら受け入れるなど変わった人であることは確かなものの 、海斗とは少しずつ友情を育んでいたりとそこまで変人キャラではないかも…?
また海斗がタイムスリップする原因を作ったかもしれないパッツィ家や兄から枢機卿になるようにいわれていることなど問題は山積み。本来のジュリアーノは海斗と違ってオレ様なんですかね?続きがでることは決定しているみたいなので追いかけていきたいと思います。