豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい5(★★★★☆)

アニメの筋書き通りに起きてしまった戦争に、スロウはドストル帝国の侵攻を受ける迷宮都市へと辿りつく。「俺はな、お前らを探しに来たんだよ」その前線で戦う者の中には、もちろん正義感に溢れるアニメ主人公たちの姿があり。スロウは、壊滅した迷宮都市で呆然と立ち尽くすシューヤを思い出していた。そう、この街を崩壊に導くのは…「探しに来てくれたことは、感謝してる。でも、街を守る手助けがしたいんだ」―お前なんだ。『シューヤ・マリオネット』第一クール、最終話。“迷宮都市の悲劇”に、スロウが取るべき選択とは―。

シリーズ5冊目。今回はアニメ主人公であるシューヤが引き金となった「迷宮都市の悲劇」を回避する為にスロウが説得とサポートを試みる。スロウもシューヤも互いの実力は認めているが不仲、そんな中でスロウが歩み寄りをみせたものの圧倒的な実力の差を実感しているシューヤはそれを拒絶する。アリシアも説得しているのにいつまでも意固地になっているシューヤにイラっときた。
そして最後にカッコいいところをみせてくれたのはやっぱりスロウ、いつかシューヤと共闘しているところもみたいですね。女王陛下からのお願いにどう答えるのかも気になります。続きが待ち遠しいです。