- 作者: 浅葉なつ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 文庫
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シリーズ2冊目。「カカノムモノ」としての宿命を背負う碧にとって、なんの躊躇いもなく普通に踏み込んでくる桐島の遠慮のなさには救われてるんだろうなと。桐島の前では年相応に子供っぽくなる碧が微笑ましい。そんな桐島を邪魔だと思う従兄の涼。彼なりに碧を大切に思いつつも、その愛情の形は歪んでいる。いつか桐島と涼が衝突してしまう日がくるのかもしれない。
そして鏡師である暁溪が残した思いに碧が気付けて良かった。本当に懐が深い人だった、水琴の真っ直ぐさも碧には眩しかっただろうな。鏡はなんとかなりそうだけど、涼が何か企んでいそう。続きも楽しみです。