サンリオ男子 好きと嫌いのアシンメトリー (★★★★☆)

サンリオ男子 好きと嫌いのアシンメトリー (コバルト文庫)

サンリオ男子 好きと嫌いのアシンメトリー (コバルト文庫)

西宮諒、高校一年生。砂糖菓子みたいな容貌と人見知りのせいであまり友達はいない。でも、大切な仲間はいる。三年の誠一郎、二年の康太、祐、俊介。全員がサンリオキャラクター好きなサンリオ男子だ。一年のみ参加するスキー合宿直前、なんだか気にさわる同級生の雨ケ谷がばつ丸好きらしいとわかる。諒は、自分の卒業後を心配した誠一郎から、「合宿で彼と友達になれ」と宿題を出されるが…。

久しぶりのコバルト文庫。サンリオ好きな男の子たちによる友情ストーリー。好きなものを共有できる仲間がいるってすごく大切だよね、イケメンたちがサンリオキャラへの愛を語る場面はクスッと笑える。主人公の諒はキキララが好きな人見知り、末っ子気質で先輩達から可愛がられている諒をみると和みます。特に誠一郎とのやり取りは完全に兄弟みたいで、諒は割りと誠一郎にべったりで可愛い。
昴との関係は諒が女の子だったら恋愛小説でもおかしくないような関係でした(笑)二人ともお互いが気になるんだけど素直じゃないから喧嘩ばかり。昴も諒達みたいに好きなものを素直に好きといえたら楽なのに、と思いました。最後の吹雪の中で諒が怪我をしてしまって昴が助けに来る場面にニヤリ、早く二人が仲良くなってくれますように。