憧れの作家は人間じゃありませんでした3(★★★★☆)

憧れの作家は人間じゃありませんでした3 (角川文庫)

憧れの作家は人間じゃありませんでした3 (角川文庫)

ついに長編の執筆を始めた御崎禅。しかし、御崎のもとには人外の存在が絡んでいる事件が相変わらず持ち込まれており、新作の進捗状況が気になる担当編集のあさひは気が気ではない。そんな中、都内に人狼が現れたとの情報が入る。1年ほど前に起きた連続猟奇殺人事件や、警視庁異質事件捜査係に協力している吸血鬼について探っているらしい。御崎とその人狼には因縁があるようで…。新作完成目前に、あさひ達に危険が迫る!!

シリーズ3冊目。小人のお話は全体的に可愛らしいお話でルーナの新たな一面を見ることもできました。小林さんが優しい人で良かった、月子にはまた再登場してもらってルーナと仲良くしているところをみたいものです。
そしてメインの第3話は色々と大波乱でしたね。あさひを庇った上に事件の今後のことを考えて御崎に自分の血の付いたマフラーを託す夏樹が男前過ぎて痺れた…!あさひも御崎の為に奮闘していました、吸血シーンは何か色っぽかった。せっかく原稿が出来上がったのにまさかの廃棄とは…、あさひの無念の叫びが切実過ぎて思わず同情してしまった。大まかなストーリーを読んだ限りでは面白そうだったけど。あさひファイト!