霊感少女は箱の中3 (★★★★☆)

「被服準備倉庫には呪われた人形が置いてあるらしい」真央が所有する棺に興味を持つ銀鈴学院三年総代・荻童獅朗から、ロザリオ・サークルに依頼が舞い込んだ。それは同じ学校に通う三年生・小木奏の相談―銀鈴学院に古くから噂が絶えない被服準備倉庫の呪い人形の霊に取り憑かれた妹の調査だった。真央や瞳佳たちが被服準備倉庫に向かうと、そこには埃をかぶりながらも布に覆われ異様な雰囲気を纏うドールハウスが一同を静かに待ち受けていて…。妹の身に起こるポルターガイスト現象、奏の依頼裏で暗躍する荻童、瞳佳の身にも迫る学院最凶の霊。事件を追ううちに見えてきた学院の抱える秘密とは―。

シリーズ3冊目。今回は被服準備倉庫に保管されている呪われたドールハウスが題材。三年総代・荻童が真央の柩を手に入れる為に裏で色々と画策していく。振り回される奏が可哀相、その上妹が優秀な為に卑屈になってしまってラストがあんな展開になるとは…。妹の調は良い子っぽいけど。
真央と瞳佳の関係が少し変わった場面もあったりして、少し和みました。瞳佳も今回は散々な目にあっているので、ゆっくり休んで欲しいな。気になるところで終わってしまったので続きを早く読みたいです。