文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)（★★★☆☆）

文豪ストレイドッグス DEAD APPLE（デッドアップル） （角川ビーンズ文庫） [ 文豪ストレイドッグスDA製作委員会 ]

その「霧」のなかでは、異能力者が自らの力を使い命を絶つという―。不可解な事件への関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保に動く武装探偵社。泉鏡花と共に澁澤のもとへ向かう中島敦が、敵対する芥川龍之介から聞かされた驚きの真実とは?ヨコハマに血嵐が吹き荒れた「龍頭抗争」から6年。澁澤、魔人・フョードル、そして姿を消した太宰治…過去の因縁が紡ぐ事件の行方は―。劇場版アニメを完全ノベライズ!

映画試聴済み。さらっとおさらいする分にはいいかもしれない。全体を通して敦が自分の過去と向き合うストーリーだったなと。後半になるまで敦が弱気だったので、良い感じに鏡花が引っ張ってくれたと思います。前は敦が手を差しのべたのでこういう展開を見ると鏡花も成長しているんだなと。
個人的に中也が好きなので太宰さんに汚濁を解除される場面の挿絵があったのは嬉しかった。ここまで予想している太宰さんが相変わらず策士で怖い。そんな太宰さんを信頼して命懸けで殴りに行った中也も凄い、双黒コンビ好きだな。太宰さんの回想で織田作が出てきたのが切なかった。