マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年(★★★★☆)

ノースポール合衆国自治州『キヴィタス』は、1億6千万の人口を収容する人工都市だ。アンドロイド管理局に勤める若きエリート、エルガー・オルトンは、帰り道で登録情報のない“野良アンドロイド”の少年を拾う。ワンと名乗った少年型アンドロイドとエルは不思議な共同生活を始めるが、ワンは記憶を失っていた。彼の過去を探るうち、エルは都市の闇に触れてしまい?
アンドロイドが生活の一部になり、人間と共存して生きている世界のお話。アンドロイドでありながらワンの感情が豊かであまりアンドロイドという感じはしなかった。エルの不器用で真面目な性格に段々と心を許していくワン、徐々に縮まっていく二人の距離にキュンとしました。エルの出生の背景には驚き、口紅はそういう用途で使っていたんですね…。
ハビ主任侮れない、敵にしてしまったら最後ですね。最後の二人の甘い雰囲気にニヤニヤしてしまった、これからも末長く幸せに暮らしてほしいな。面白かったです。