ようこそ実力至上主義の教室へ7 (★★★★☆)

2学期も終了間近の12月半ば、Dクラスを裏で操る存在Xの特定のため、Cクラス龍園の執拗な調査が開始された。高円寺までもが疑いの対象となり、ターゲットが絞られる中、ついに龍園の魔の手は軽井沢恵に迫り…。そのような状況で清隆は唐突に茶柱先生に呼び止められる。珍しく弱気な表情の茶柱が案内した先にいたのは―「既に退学届は用意させてある。校長とも話がついている。後はおまえがイエスと言えばそれで終わりだ」「あんたの命令が絶対だったのはホワイトルームの中での話だろ。あの部屋はもうない。命令を聞く必要もない」退学を迫る清隆の父親、そして学校の理事長から、秘められた高度育成高等学校のシステムが語られ―!?
軽井沢に始終スポットライトが当てられ、Cクラスとの因縁の対決に決着が着いた巻でした。綾小路が無双過ぎて結局のところ龍園が踊らされていたんですね。卑劣な奴でしたが、最後は少し見直せるべきところもあって憎めない奴だなと。綾小路の手駒になっていくのかな。
そして今回株が急上昇したのが軽井沢。龍園に弱味を握られて絶望を突きつけられても最後まで秘密を守った彼女の芯の強さが魅力的でした。綾小路への依存度が強い上に惚れてるよね?綾小路の父親や坂柳理事の登場、茶柱先生と立場が逆転したことなど結構ストーリーが進みました。次からは生徒会やA・Bクラスとの対決ですかね。続きが楽しみです。