オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3: 奥様と最後のダンス (★★★★☆)

北海道東川町のお屋敷で営まれる十九世紀英国式の生活。この特別な毎日にも終わりが近づく中、メイドのアイリーンこと派遣家政婦の鈴佳は、奥様が望む舞踏会の実現に奔走する。しかしそれは思いがけず、町ぐるみの盛大な催しへ。頼みの綱の執事のユーリさんはどこか様子が変で―。庭の侵入者、秘密のダンス、奥様が遺した最後の謎。お屋敷の歯車達が輝かす「本物」の時間の締めくくり。
心に残るような良い終わり方でした。奥様の死は予想できたけどやはり悲しいですね。奥様の希望に応えために皆で最後までオークブリッジ邸での生活を続けたのにはジーンときた。奥様の遺言も素敵で皆から愛されたのも分かります。エズミがすごく成長したなと。逆にエドが少し子供っぽく感じました、繊細なんだろうな。
アイリーンは頑張り屋で本当に応援したくなるキャラでした。エドに恋したのは意外だった、最後はおさまるべきところにおさまりましたが。ユーリさんがヘタレで思わずクスッと笑いそうになった(笑)違う形だけどオークブリッジ邸がまだ使われているのも嬉しい。