臨界シンドローム 不条心理カウンセラー・雪丸十門診療奇談(★★★★☆)

月刊怪奇ジャーナル編集部の黒川怜司は「不条心理」を研究する医師・雪丸十門の連載を担当することに。「不条心理」とは“既存のどんな症状の定義からも逸脱した、稀有な心理症例”のこと。クライエントは、左目の視覚がストーカー男に乗っ取られたという女や、自分ではないだれかの人格を自らに完璧に宿してしまう女!?エキセントリックな研究者と彼に振り回される編集者が、特殊な異常心理をめぐる3つの症例を解明する!
十門に始終振り回されっぱなしの怜司が不憫、私だったら首吊り死体を見た時点で辞めてます。でも二人のテンポのよいやり取りは好きです、意外と良いコンビ。全体的に患者の病状がどれも狂気に満ちたものばかり、特に椎名茜は絶対に関わりたくない。十門が椎名茜に復讐した理由に安心した、友人の為に行動する優しいところもあるんだね。
最終話は色々と頭が混乱した部分もありましたが、比較的前向きなラストだったと思います。ミナトの新たな旅立ちに幸あれ。怜司はこれからも苦労するだろうな(笑)続きがあるなら読みたいです。