戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉7 (★★★★☆)

新章突入!過去の亡霊と決別を。スヴェンの前に広がったのは、強盗犯が立てこもるトッカーブロートの姿だった。立てこもり自体はルート(と、突入したスヴェン)によって無事解決したものの、これは最悪の始まりでしかなかった。“善意”の市民団体による抗議活動で客は減少、証人として出頭した裁判所では、ルートが戦時中に行なった作戦が槍玉に上げられる。さらに、死んだとルートが思いこんでいたマリーまでも姿を現し、ルートは再び過去の亡霊に悩まされることに…。パン屋を諦めかけた相棒にスヴェンがとった行動とは!
新章突入。かつてルートがパン屋で修行していた頃に出会ったマリーという女性が敵として登場。マリーはルートが戦時中に行った凄惨な作戦を裁判で公表しようとする。マリーがルートに対して抱えているものが憎しみだけではなく愛情も同様に抱いているのが切ない。そんなマリーの複雑な気持ちに気付いて声をかけるスヴェンは本当に成長したと思う。最後の叫び声が痛々しい…。
善意を押し売りする奴らが最高にウザかった。ヒルダとリーリエは相変わらずですな、いつかヒルダがピンチのルートを助けるところをみてみたいです。気になるところで終わったので早く続きが読みたいです。