迷宮のキャンバス(★★★★☆)

迷宮のキャンバス (マイナビ出版ファン文庫)

迷宮のキャンバス (マイナビ出版ファン文庫)

女子大生の香純は、雑貨店で手に入れた一枚の犬の絵をきっかけに、ちょっと怪しげな男に声をかけられる。渡された名刺には「絵画バイヤー」という肩書きが―。これまで興味はあっても知識はなかった絵画の世界で、いくつかの小さな事件に巻き込まれる香純。怪しげだったが実は頼りになる絵画バイヤーの高科と、生意気な近所の男子高校生の聡と、絵画にまつわる事件やトラブルを解決します。
絵画にまつわるライトミステリ。主人公の香純が絵画については素人なので詳しくない私でもサクッと読めました。生意気だけど絵画について詳しい聡がお気にいりキャラ。口では生意気なことばかり言ってますが、香純を心配しているが故の言葉もあって素直じゃないなと思いつつ微笑ましい気持ちで読んでいました。香純との言い合いも好きだったので、ラブはないのかな?と期待してしまいましたがやっぱりそっちだよね…。
高抖の過去に迫る話は香純が少し首を突っこみ過ぎじゃないかとも思いましたがそれによって彼が昔から抱えていたわだかまりを解決出来たのなら良かったのかな。これからも3人で仲良く事件を解決していってほしいです。