異世界拷問姫4(★★★★☆)

「余が貴様を速やかに殺してやるからな」14階級の悪魔と契約者討伐を終えたエリザベートに、『皇帝』の契約者―全人類の敵となった櫂人を討てとの命令が下される。一方、逃亡生活を続けていた櫂人とヒナの下に、予期せぬ来訪者―獣人が訪れる。「人類の敵を、賓客としてお迎えする」何者かにより同胞を虐殺された彼らは、事件解決のため櫂人に助力を求めていた。早速向かった獣人の領域で惨状を確認し―「俺はこの犯人を知っている。―間違いなく、悪魔の仕業だ」だが、14の悪魔は既に殺し尽くしたはずで…?綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る異世界ダークファンタジー第四弾。分かたれし二人の道が交わる時、残酷なる世界の真実が姿を現す―。
シリーズ4冊目。エリザベートを生かす為に彼女の敵となることを選んだカイト。誰もいない部屋に寂しさを感じたり、カイトを殺したくないとはっきりと自覚するエリザベートが切ない。それとは逆にカイトとヒナは危険な逃亡生活を続けながらもことあるごとにいちゃついていてギャップが…!新キャラのジャンヌもいい味だしてますね、気に入られたイザベラが気の毒ですが。
そしてここでまさかの肉屋…!こんな重要なキャラだとは思わなかった。エリザベートとカイトの戦いはジャンヌの突っこみ通り痴話喧嘩にしか見えない(笑)一時休戦とのことなのでエリザベートとカイトの絡みも増えるといいな。次も楽しみです。