ロル(上) ハッカーズ・デスゲーム(★★★★☆)

ロル(上) ハッカーズ・デスゲーム (角川スニーカー文庫)

ロル(上) ハッカーズ・デスゲーム (角川スニーカー文庫)

「皆さんには、殺人コンピュータウイルス“ロル”を使って殺し合いをしてもらいます」電子の光が街を満たし、暗闇が排除されたはずの世界。天才ハッカーたちが目覚めたのは、指先も見えない真っ黒な巨大地下施設だった。唐突にゲーム開始が告げられるなか、巻き込まれた普通の高校生・HN“ばくしょう”は幼なじみの少女ジュンと再会する。怯える彼女を救おうとゲーム離脱を決めた“ばくしょう”だが、最初の犠牲者にジュンが選ばれて!?
ハッカーたちによって繰り広げられるコンピュータウィルスを使ったデスゲームのお話。とりあえず上巻を読了。主人公かと思われたキャラが序盤で退場したのにはびっくりでした。いや、最低な奴だったからいいけど。むしろここからnekoが動き出すので本番って感じですね。
デスゲームなだけあってまともなキャラがほぼ皆無。ハチコーの存在が癒し、nekoの孤独をハチコーがどこまで支えきれるのか。ヴォルフや元の人格の存在もありますが、私としてはハチコーがずっとnekoの隣にいてくれたらなと思います。主催者の意図も不明のままなのでとりあえず下巻も読んでみます。