ブラック企業に勤めております。 その線を越えてはならぬ (★★★★☆)

ブラック企業に勤めております。 2 (集英社オレンジ文庫)

ブラック企業に勤めております。 2 (集英社オレンジ文庫)

イラストレーターの夢破れ、こっそり地元へ戻った夏実。なんとか就職した先はクセモノ社員ばかりのブラック企業・B社K支店。毎朝会う「青い自転車の君」を心の支えに奮闘する日々だ。そんなある日、人手不足のK支店に、他支店から早乙女が助っ人としてやってくる。木村主任とともに、新支店の支店長候補と噂される人物だ。そのせいか、なにかと二人は張り合い…!?
キャラが濃いメンバーと次々と起こるトラブルに勇敢に立ち向かう夏実が逞しくて、同じ働く女性として尊敬したいレベル。最後の夏実の宣言に拍手。まともな男性がほぼいない中で特に駄目な支店長にいたっては異動になったのは良かったけど、最後まで皆に迷惑をかけていて呆れを通り越して笑ってしまいましたよ。夏実には早く林さんと結ばれて幸せになってほしいものです。
第二話の「YES〜」は難しい問題だなと思いました。お客様は神様、だなんていうけど無理難題はきちんとお断りしないと逆に失礼だと思うんですよね。一之瀬みたいに中途半端に引き延ばしてるのが一番駄目でしょ。そこら辺の匙加減は経験を積んで覚えていくしかないけど。ヤバい、夏実があまりにも優秀なので男性陣には文句しかいってない…。あ、でも母良田代理は面白いので好きです(ぇ)