傭兵団の料理番1(★★★☆☆)

傭兵団の料理番 1 (ヒーロー文庫)

傭兵団の料理番 1 (ヒーロー文庫)

3000万PVの異世界グルメの新境地。読めば食べたくなる。そして作りたくなる。食の可能性が迸る! 料理人志望の青年・東朱里が異世界にトリップしたところから物語は始まる。朱里を拾ったのは、傭兵団の団長、ガングレイブ。雑用として傭兵団に身を寄せる朱里は、徐々に料理の腕を振るうことで自らの存在価値を高めていく。 傭兵団の各隊長たちは一癖も二癖もある人物揃いだったが、朱里は料理を通じて彼らと心を通じ合わせていった。 発明を手伝い、剣の悩みを聞き、恋の後押しをする……。少しずつ、朱里は傭兵団の仲間たちに認められていく。しかし、朱里はまだ知らない。自分自身が英雄として語られる存在になることを。
最近流行りの料理もの。後に「食王」と呼ばれるまでに有名になる人物の始まりのお話。主人公視点と相手視点で交互にストーリーが進んでいく形式、同じことを2回繰り返す部分もあるので若干くどく感じてしまった。メシテロ度は低め、主人公・朱里が団員の悩みを料理で解決していく。
息子が行方不明になったというのにお父さん気楽だなぁ…。朱里の順応能力が半端ない。個人的にはリルが一番好き、ハンバーグ食べたくなりました。アーリウスの「あなたもいるの?」は酷すぎ、さすがに朱里が可哀想。今のところ朱里は順調に団員の胃袋を掴んで溶け込んでいる様子。このままこの調子で団員を攻略(?)していくんですかね。もう少しストーリーに起伏がほしいかも。