ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と (角川ホラー文庫)
- 作者: 櫛木理宇,ヤマウチシズ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: 文庫
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シリーズ10冊目で森司とこよみがとうとうデート!まるで亀の歩みのようにゆっくり歩み寄っている2人の仲がやっとある程度のとこまで行きついた、という感じ。デートもきちんと成功したのは良かったけど、森司の最後の発言には鈴木でなくとも呆れるレベルの鈍感さ。まぁこんな奴だから応援したくなるんだけど。
第一話の「目隠し鬼」はなんとも後味の悪い話でした。今更だけど和泉ちゃんが一番霊感が強いのか、今回も大活躍だったし本当に頼もしい。第二話の「よけいなもの、ひとつ」は降矢の家族に嫌悪感しかわかなかった。こんな奴らじゃあんな現象が起こっても仕方ない、叔母さんと彼女に恵まれて良かったね。第三話「いちめんの菜の花」はとにかく被害者の女性が可哀想。こよみは幼い頃から男前なところがあったんですね、デートが成功して良かったもののしんみりとした余韻が残りました。