女子高生探偵 シャーロット・ホームズの冒険 上(★★★☆☆)

女子高生探偵シャーロット・ホームズの冒険 上 (竹書房文庫)

女子高生探偵シャーロット・ホームズの冒険 上 (竹書房文庫)

ワトスン博士から数えて6代目の子孫、ジェームズ・ワトスンはロンドンからアメリカのシェリングフォード高校へ転校した。そこにはシャーロック・ホームズの5代目にして女子高生探偵シャーロット・ホームズがいた! 美しい黒髪とグレーの瞳を持つ、推理と実験と薬に耽溺するシャーロットと、彼女の“相棒"になりたいジェームズ。……運命のようにふたりは出会い、そして事件は起こった。男子学生が殺され、傍らには蛇が――。《まだらの紐》になぞらえられた殺人事件の第一容疑者になったのはシャーロットとジェームズ……! ふたりはこの謎を解くことができるのか!?
ホームズというワードに引っ掛かって購入。翻訳だから仕方ないけど、少し読みづらかったです。ホームズとワトスンが実在の人物で…と仮定した場合のお話。ホームズの子孫であるシャーロットは、頭脳明晰だけどやっぱり変人。そんな彼女と仲良くなりたくて、二人で協力して事件に立ち向かう妄想をしてしまうジェイミー。なんか思わず応援したくなりました。
上巻では「まだらの紐」を模倣した事件が起こり、二人は犯人の策略によって警察から容疑者扱いされることに。そんな状況から抜け出す為に、色々と行動を起こしますが、最後に二人が刑事と話をしていた時に事件が発生。警察から犯人扱いされることはなくなるかもしれないけど、謎は深まるばかり。それにしても現代設定で麻薬を普通に摂取しているヒロインは微妙…、日本だったらアウトのような気がする。下巻ではシャーロットとジェイミーが更にコンビとして活躍してくれることに期待したいと思います。