下鴨アンティーク 祖母の恋文(★★★★☆)

下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

シリーズ3冊目。表題作の「祖母の恋文」は、ツンデレなお芙二子さんがひたすら可愛かった。そんな芙二子さんを上手く丸めこんで恋文を書かせるお祖父さんがすごい。正に相思相愛、ごちそうさまでした。「金魚が空を飛ぶ頃に」は梨々子と満寿さんの仲が修復してくれて良かった。梨々子のお母さんが自分勝手過ぎてムカッときた。メアリー・ポピンズ読みたくなりました。
自分を頼らなくなった鹿乃に寂しさを感じる慧。でも鹿乃は春野さんにきっばりと好きな人がいると言っていたから杞憂だと思いますが。春野さんも混じえて三角関係になるのかな?良鷹に振り回されている真帆が健気、何だかんだいいつつ放っておけないパターン。最後は慧の父親が判明、あの人だったんですね…。