掟上今日子の推薦文(★★★★☆)

掟上今日子の推薦文 (講談社BOX)

掟上今日子の推薦文 (講談社BOX)

企む芸術家。立ちはだかるは、記憶を持たない 名探偵。美術館で警備員を務める青年・親切守。 彼が警護するエリアには訪れるたび、 決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女が いた。 彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。 二人は警備員と観覧客のはずだった。 美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは ――。
シリーズ2冊目。てっきり厄介が再登場するのかと思いきや、今日子さんの今回の相棒は警備員の親切守。真面目に仕事をしていたのに頑固爺のせいで仕事を首になるとか可哀想過ぎる。なぜ最初に今日子が2億円の価値があると判断した画が後日になって200万ほどに変わったのか、という謎は結構早い段階でわかりました。和久井さんが刺された理由もわかりやすかったなと。
相変わらずの今日子の優秀さには驚きですが、今日子自身の謎はまったく進展せずに終了。守は最後にいいことがあってよかったね。今度こそ平和に仕事をしてほしいものです。