シャーロック・ホームズの不均衡（★★★☆☆）

シャーロック・ホームズの不均衡 (講談社タイガ)

名探偵の遺伝子群を持つ者は、その推理力・問題解決能力から、世界経済の鍵を握る存在として諜報機関に狙われる。妹の七海がその遺伝子を持っていると判明した直人は妹を守ることを決意するが…というお話。名探偵を見つける為にいちいち本物の殺人事件を起こすなんて効率悪いような気がする。直人が七海を事件から引き離したい気持ちは理解できる、いくら頭が良いとはいえ小学生が殺人事件に何度も関わるとか兄からしてみれば嫌だよね。妹を守ろう、と決意していた直人だけど七海は直人が思っている以上に大人で依存しているのは直人の方だった。自分の力を人の為に生かしたい、という七海の気持ちに直人が折れて最終的に直人は改めて七海を守ろうと決意する。早速大変な目にあってますが大丈夫かな、これからの直人が心配。
戦うメイド・幸村さんが好きです。可愛いし強いしで羨ましい。そういう人がごくたまに見せる弱さにグッときます。直人ってば慰めるためとはいえ抱きしめるなんて大胆！もっとやれ！これは続き物なのかな？続きが出たらとりあえず買います。