落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座(★★★★☆)

落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)

落語家、はじめました。青葉亭かりんの謎解き高座 (TO文庫)


サクッと読了。お笑いコンビを解散し、ひょんなことから落語を鑑賞したかりんは感動して落語家を目指すことに。修業をしていく過程で出会った謎を兄弟子の舎林に助けられながら解いていくが…というお話。
落語を見ても笑わないご婦人、知らない女性から渡された暗号のようなものが記された謎のメモなど日常の謎を落語に沿った形式で解決していく試みは面白かった。舎林さん頼りになる兄貴分だなぁ、もっと出てきてもよかったのに。最後は前半で少し伏線がはられていたかりんの父親について。多分こういう展開だろうなぁとは思ったけどやっぱり残念。かりんが父親に励まされるシーンにはジーンときました。かりんの落語家としての人生はまだ始まったばかり、お父さんの分までお客さんを笑わせてください。